ある警察幹部の話

ある警察幹部の話 本当にあった事件簿
ある警察幹部の話
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それは突然起こった!

当時私は、とある小さな警察署の地域課交番勤務員であった。

地域課員は、朝仕事につく前に警察署の中庭に整列し、朝の点検配置というものを受ける。

それは、夏真っ盛りの8月の朝、点検配置で起こったのであった。

当日、当直勤務の地域課員である、交番、パトカー勤務員が中庭で、点検配置を受ける為、整列していた。

地域課員は、制服に装備品をフル装備で身につける。一番暑苦しいのが防刃衣という、制服の上に着ているチョッキである。このチョッキの中には鉄板が鎖のようになって入っていて、刃物で刺されても貫通しないというものである。がしかし、これが苦痛で仕方ない。通気性はゼロである。それは置いておいて。

整列をし、皆暑さに耐えながら地域課長が来るのを待っていた。

しばらくして、地域課長がやってきた。

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点検配置

地域課長が来ると、整列している課員の前に立ち、課員の右端のものが号令をかける。

「地域課長に~注目!」一斉に課長を見る。

「なおれ!」

顔を正面に向ける。

「番号!」

第一列の者が番号をかける。

そして、装備品の点検を受けることになる。

手帳、警棒、手錠、警笛、けん銃

の順に始まる。

それが終わると、地域課長の本日の指示が始まるのである。

気温30度を 軽く超える天気、もう既に皆汗だくである。

先にも話たとおり、地域課員は、皆通気性ゼロの防刃衣を着ている。

地域課長は、防刃衣は着ない。なぜかは知らない。

防刃衣を着ている警察官の方が、間違いなく暑い。

地域課長が放った一言がひどかった!

地域課長の指示連絡が始まった。

「先日ね、私の家に警察官が巡回連絡に来たんだけど、その警察官、汗だくでね、まあ、なんていうのかな・・汚いなぁと思ったんだよね。ちょっとそれは、どうにかならないもんかと思うんだけど。」

と、言ったのです。

それを聞いていた課員は、皆同じ気持ちでした。

「ふざけんな、てめぇ。」

当たり前ですよね。

自分は、外にも出ず、一日中クーラーの効いている警察署内に居て、しかも防刃衣など着ることもなく、仕事をしているんですから。

いや、いいんですよ。それが仕事なんですから。悔しかったら課長になれというなら、それもわかりますよ。

だけど、外で仕事をしている自分の部下が、汗だくになっても、頑張って巡回連絡をしているということを、普通なら評価しなきゃダメでしょう。というか、やる気失せますよ。ほんと。

いや、ガキじゃないんだから、褒めなくてもいい。でもバカにするのは、違うと思います。まあ こういう上から目線の偉そうな幹部は、本当に多いです。8割~9割は、こんな感じですよ。

中には、凄く良い人も居ますが、まあ少ないです。

いつか、良い人の お話もしようと思います。とりあえずは悪い人の話。

私服、自家用車で巡視する地域課長

この地域課長は、そもそもルール無用でした。

というのも、警察幹部(課長・係長クラス)は月に何回か、交番、駐在所に対して、巡視というものをすることになっています。

まあ署員が、ちゃんと仕事をしているか、視るためです。

この巡視の^回数も、幹部の目標になっています。

地域課長なんて、直属ですから、他の幹部より、多く巡視しなければなりません。

そして、普通巡視というと、平日の昼間公用車でやるのが当たり前なんです。そりゃそうですよね。仕事ですから。

ところが、この地域課長は、休日の夜などに巡視に来るんです。

いいんですよ。夜でも。ちゃんと公用車で来れば。ところが、この課長は自家用車で来るんですよ。

何故か わかりますか?連休で自宅に帰っていて、官舎に帰る途中に交番に寄るんです。ついで ですよ。

それは、仕事じゃないでしょ。完全プライベートですよ。

プライベートでも仕事をしてるなんて 仕事熱心だ、というなら

それは否定はしませんが・・

本来のルール違反には間違いありません。

また、交番の中で、帽子を被っていないと、「はいー始末書―」と言って始末書を書かせていました。私は書いたことないですけどね。

田舎の夜中0時とかに、交番の中で帽子を被っていなかったからといって、何がダメなんですかね?交番の中ですよ?普通子供に、部屋の中で帽子を被ってはいけませんと、叱るところです。それが、交番の中では、帽子を被らなければいけないというルールが 意味不明で理解不能です。

普通、幹部として部下が始末書を書く、というのは、汚点なはずですが、これが自分の実績のごとく、書かせていました。

まあ、自分が書かせた ってのが、嬉しくて仕方なかったようです。

まとめ

ずらずらと書いてしまいましたが、こんな警察幹部が実際にいるのです。びっくりしませんか?一般の方は、そんなこと知らないと思います。

昔は、こんなことなかったんですがね。

最近の警察は、よくなった部分も勿論あります。

でも、逆に おかしくなったことも多々あります。

大昔を知っている 自分としては、おかしくなったことの方が目立ってしまいます。

とはいえ、これは現実にあったことです。この課長は、私よりも若かったので、まだ現在も働いています。もう少し偉くなっていますね。

警視でしょうか。まあ、こんな人の下で働く警察官は可哀そうです。

常に見下されていますからね。

でも、こういう警察官を見ると、可哀そうな人間だなと、思ってしまいます。少なくとも、自分は、こんな人間になるのは嫌だと思います。

きっと、反面教師として、神様が教えてくれたんだと、思うようにしています。(ちなみに宗教とか、全く興味ありませんので。)

皆さんも、こんな話を知ったということで、こんな人間にならないようにして下さい。

警察官として、という以前に、人として、ということです。

そういうことが わかる人の 参考になれば良いなと思います。

信じるか信じないかは、あなた次第です!

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