天皇陛下の警備(警衛といいます)
それは、とある場所に天皇陛下が来るというこtで、警備の為の出動をした時のことでした。
天皇陛下が来る時の警備を「警衛」といいます。参考まで。
警察署の管轄ではないのですが、同じ県内で警衛があると、応援で出動します。
この時、機動隊として行くのですが、この機動隊というのは、各警察署で、日頃は違う仕事をしている警察官が集まり、臨時的に作る機動隊となります。この時もそうでした。
天皇陛下が お通りになる道路で警備をします。沿道には、陛下を一目見ようと、既に人が多数集まっていました。
皆日の丸の旗を持って、、今か今かと待っています。
そこで、小隊長(警部補)が来て、各現場で指示を出します。
その時も、私と後輩の配置場所に回ってきました。
既に配置する場所は、ある程度決まっていたので、そこに居たところ、小隊長は
「配置場所、ここで。ここに居て。
という指示でした。
私と後輩は、
「了解!」 と返事をして、張り切って警戒していました。
配置場所での警戒
警衛の配置場所に配置になると、その付近の方々とコミュニケ―ションをとります。
それによって、その付近に、どんな人が居るのか把握して注意人物がいれば、マークするような感じです。
話をしたり、こちらから いろいろと話を振ります。何時頃通過しますよー とか、前にこんなことがありましたー とか、周辺の方々を巻き込んで 警備をする、という感じです。
私と後輩は、一生懸命話掛けていました。
勘違い野郎
そうこうしているうちに、さっきの小隊長が回ってきました。すると、何を思ったか、
「なんで、こんな所に居るんだ!なんで言うとおりにしないんだ!」
等と言って、私に平手打ちをしました。
というか、何故叩かれるのか、意味不明でしたが、一般の方が、たくさん居る前で、小隊長とケンカするのも、みっともないと思い、その場は我慢しました。
知らない人が見れば、私が命令違反をして怒られているように見えたでしょうね。
しかし、ずっと そこに居た人は、わかると思います。
しかし納得ができるわけはありません。
後輩も怒っていた
叩かれた後、小隊長は別の配置箇所に去っていきました。
一緒に居た後輩が、
「自分達、間違ってないですよ!小隊長が間違っています!」
と言い、小隊長に対して明らかに怒っている
のが、わかりました。
私がやられたということは、後輩も同罪だと
言っているのと同じです。後輩の為にも、一
言、小隊長に言わなければいけないと思いま
した
私も、このままでは気が済みませんでした
そして、無事に警衛が終ったのです。
小隊長を呼び出す
撤収する前に、小隊長が また回ってきたので、そこで
「〇〇係長(小隊長のことです)ちょっと裏に来て。」
と呼び出しました。
小隊長は、なぜ裏に呼び出しされるのか、わからなかったようです。まあ自分で出した命令も忘れる位の人ですから。わからないでしょうね。
そこで、小隊長に対して
「俺達は、あんたの命令どおりやって んだよ!それで何故叩かれるのか、意味がわかんねーんだよ。説明してもらいたい。」
と言いました。
小隊長は、
「え?うそ?おれが言ったの?」
と、すっとぼけました。
いやいや、でなきゃ呼び出してまで文句言わないってーの。
小隊長は、
「そうだったなら、ごめん」
と言いましたが、私は言葉だけでは許せませんでした。
一般の方々の前で、あんなに恥ずかしい思いをさせられて、後輩にも叩かれるところを見られて、私からすれば、もう情けないやらなんなんだと、いろいろな嫌な思いをしたので、まあ許せません。
「謝っても気がすまねーよ」
小隊長は、
「どうすればいい?」
と言ってきました。
一発蹴らせてもらうよ
「一発蹴らせてもらうよ。それで勘弁する」
と申し向けました。
小隊長は納得したので、私は膝蹴りを一発食らわせました。
「これで勘弁するよ。」
小隊長は、苦しそうにして、うなずきました。
まとめ
今回の事件?は、この小隊長が大規模警衛だったので、テンパった結果のようでした。
現場の小隊長が、こんなだと、正確な状況把握もできません。ダメですね。
でも、こんな人もたくさんいます。
警察官と言っても、所詮元々普通の人ですから、性格もさまざまです。
仕方ないんでしょうが、上に立つ幹部なら、そういうことも、ちゃんと訓練しないとダメです。
幹部は部下を守る覚悟を持って、仕事をしなければダメです。ただし、悪いことをした部下に対しては、別ですよ。
真面目にやっている部下に対してです。
今現職でやっている警察幹部の方々、是非そういうことを考えて、仕事をしていただきたいと切に思います。
信じるか信じないかは あなた次第ですー!
警察ラインスタンプあります!
こんなのあります!
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