警察官採用試験を受ける
警察官になるには、まず警察官採用試験を受けます。それは各都道府県で実施されます。採用条件や採用の年齢上限などは、その年、その都道府県によって違いますので、一概には言えません。また大学卒業と高校卒業程度の２種類あります。大学卒業者、卒業見込みの方は大学卒業者の試験、高校卒業者、短大卒業者は、高校卒業者の試験となります。試験は一次試験と二次試験があります。一次試験は筆記試験です。一般教養の試験になります。一次試験に合格すると、次は二次試験になります。二次試験は面接試験です。二次試験が合格すると、いよいよ採用となりますが、その前に身体検査等があります。警察官は身体が丈夫でなければ勤まりません。それこそ体力勝負です。健康状態が確認できれば、晴れて採用となります。
警察学校に入校する
試験に合格して採用通知がくると、最初は警察学校に入校することになります。期間は大卒で半年～８か月、高卒で一年、という感じです。また、この期間も、その時々で変更になりますので、各都道府県で確認をする必要があります。警察学校は全寮制となっています。ここでは、警察官としての教養や、法律、武道や警備実施（機動隊の訓練）など、さまざまなことが行われます。こんなこと聞くと、恐ろしく厳しいと感じるかもしれません。でも安心して下さい。私がやってこれたのですから、大丈夫です。というのも、昔と今では、厳しさが雲泥の差であります。昔は１０人部屋で、何のプライバシーもない大部屋で過ごしましたけど、今は、個室が当たり前になっています。プライバシーは守られるようになっています。
第一線に配属される
長い警察学校の生活を終え、卒業試験に合格すると、いよいよ第一線に配属になります。
どこの署が良いか、希望を聞かれますが、ほぼ通りません。同じ県内出身であれば、だいたい実家からは遠い署に配属になります。そこでまた寮生活です。そして最初は交番に配置となります。
また警察学校へ入校
そのあと、何か月かするともう一度、警察学校に入校します。（何か月というのは、その時や各都道府県によって違うので、アバウトに書きました。）この二回目の入校は実践を体験した後の、おさらい的な授業となります。
そしてまた試験があります。
晴れて一人前の警察官に
警察学校の試験に合格して晴れて一人前の警察官として所属に戻ります。
最初は交番勤務で、警察の基本を学びます。
そのあと、また希望を聞かれます。希望が通る人もいれば通らない人もいます。上手に上司に好かれた人は、希望が通ります。逆は、通りません。そんなもんです。所詮。
あとは、行きたい部署に、非番や休みの日に行き、お手伝いをすることが大事です。そこまでやれば、大抵いつかは、その部署に行くことができます。ただし、絶対ではありません。でも行ける確率は増えます。あとは大卒の人は一年に一度、高卒の人は３年に一度昇任試験があります。この試験に合格すれば、階級があがります。
そうして、どんどん階級をあげていくのも、選択肢としてありますので、それは、それぞれの考え方で良いと思います。どちらが良いとは いいきれないので・・
まとめ
一人前の警察官になる為には、このような過程を通っていかなければなりません。長い道のりです。しかし、これで終わったわけではないんですよね。そこからが始まりなんです。私は３２年警察やりましたが、ずっと勉強していました。部内の制度が変わったり、法律が変わったり、勉強していないと、仕事ができません。辞めるまで、ずっと勉強するつもりでいないとダメです。それでも 頑張るという方は 是非警察人生を歩んで下さい。ただ一つ忠告したいのは、身体は無理しないでやってください。私はそんなこと どうでもいいと思って、仕事一番にやりましたが、結局身体を壊してしまいました。そこまでしても、警察は何もしてくれませんでした。今の自分には何も残っていません。ただの自己満足です。もちろん わかってくれる人も きっと何人かいるでしょう。でも、健康一番です。それは当たり前の権利です。なので無理しないで頑張るようにしてください。あ、これから、警察官になろうとする方は、参考にして下さいね。では、また。
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