交番でのある当直の日
当時勤務していた交番には、スーパーカブというバイクが配車されていました。そのバイクには後ろに荷物を入れるためのボックスがついていました。日頃は、そのボックスに交通切符カバンや、メモ板等、現場に行くのに必要なものを入れていました。勿論移動する時だけですけど。大きさは縦40cm×横40cm×高さ30cm 位だったと思います。割と大きかった感じはします。当時の交番に配置されていたバイクは、こんな感じでした。このバイクで、パトロールに行ったり、巡回連絡に行ったり、事案に臨場したりしました。交番には、バイクの他に自転車もありました。普通のママチャリと、電動自転車がありました。私は自転車にはあまり乗らず、バイクばかり乗っていました。なぜなら何かあった時にバイクの方が格段に早く臨場できるからです。バイクの話はこの辺で。そんな、ある日の当直の日の出来事です。
本署地域課からの一報
交番内で在所勤務をしていたところ、本署地域課デスク係長から電話が入りました。そのやりとりは次のとおり。
係長:「海岸にワニガメがいるみたいだから行ってくれる?」
ワニガメをバイクで??
私:「え?海岸にワニガメですか!?行くのはいいですけど、臨場したら、どうします?」
係長:「バイクの箱に入れて本署に持ってきて。」
私:「は?ワニガメですよね!?」
係長:「そうだよ。ワニガメだよ。バイクの箱に入るだろ?」
私:「何言ってるんですか!?ワニガメなんて、バイクで持っていけるわけないでしょ!!動物に詳しいならともかく、私は動物に詳しくない、下手に噛まれて指無くなったらどうするんですか!臨場しますけど、本署からワニガメに詳しい人を探して来てくださいよ!」
係長:「バイクじゃダメなの?」
私:「だからできないって言ってるでしょうが!」
こんなやりとりでした。
バイクで現場に行くが・・
バイクで臨場したところ、海岸に大きなワニガメが歩いていました。というか、どう見ても、これをバイクに積んでいくというのはバカじゃないかと思いました。内心、おまえがやれ、と。
まとめ
結局、本署からワニガメに詳しい警察官が臨場して、ワニガメを入れるケージをちゃんと用意し、捕獲してくれました。その警察官から、「ほんと、あの係長バカですから、素人が手を出したら指なくなりますよ」と言われました。私の判断は間違ってなかったようです。つまりは、警察官の中でも、全て他人事で指令するようなバカな幹部がいる、ということです。指令されたことを、まともにしていたら、今頃指が無かったかもしれません。現職の警察官の方は、さまざまな指令を受けると思いますが、冷静に判断してくださいね。警察官じゃない方は、警察官なんて、初対面で信用してはいけませんよ。前にも話しましたが、初対面でタメ口、横柄、偉そうな警察官は、120%信用してはいけません。ただのバカですから。普通に敬語で話をして、内容も納得できる話をする警察官ならば大丈夫かもしれません。気をつけてくださいね。
警察ラインスタンプあります!
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