これは、あってはならないことですが、警察官の中には「酒乱」と言われる人が多数います。はっきり言います。多数います。警察官が身を滅ぼすトップ3に入ります。「酒、女、ギャンブル」がトップ3と言われています。酒を呑んでいなければ良い人が多いのですが、呑むと豹変するんですね。なので酒を呑まないと、正体がわからない、というのが困りものです。私が今まで会った酒乱の警察官のお話です。
蹴る先輩
この先輩のことは「真面目な先輩と思っていたら」という記事で書いてありますが、この先輩も日頃はとても物静かな真面目な先輩でした。それは私がパトカー勤務をしていた時、その先輩もパトカーでした。ある時先輩から「呑みにいきませんか?」と誘われました。私は適当な人と呑みに行くのは嫌だったので、この先輩ならいいなと、二つ返事でOKしました。そして約束の日、最寄りの駅前で待ち合わせをし、1軒目の居酒屋に行きました。その時はビールを2~3杯呑んだ程度でした。そして先輩が、「この近くに私が昔20代の頃よく通ったお店があるんです。よかったら、そのお店に行きませんか?」と言ってきたので、「いいですよ。行きましょう」と答え2軒目に行きました。そのお店は小さな1杯飲み屋という感じで、カウンター席に3人程しか座れない感じで、あとはテーブル席が3つ程あるようなお店でした。私たちはカウンターに座りました。先輩の隣には、知らないおじさんが座っていました。先輩はホッピーを呑み始めました。すると店のママに「ママ、覚えてる?昔よく通ってた〇〇だよ。おれママの娘が好きだったんだよね。」と話掛けました。ママは「うちの子も好きだったみたいだよ」と先輩に話しました。すると、段々先輩の様子が変わってきました。目が座っているのです。もうこれは明らかにヤバい感じでした。好きだった娘の話がきっかけとなり目が座ってきたようでした。すると、何故かわかりませんが、突然隣のおじさんに絡み始めたのです。「おい、おやじ!呑みに連れてけ!」おじさん「わかった。おれの知ってる店に行こう」と言い、お店の会計をしてくれ、そのままタクシーを呼び乗りました。そんなこんなで、2軒目のお店を出た後、道路を歩いていた時、いきなり私は飛び蹴りをくらいました。まあ意味がわかりませんでしたが・・詳細は「紳士な先輩だと思っていたが・・」という記事を参照してくださいね。
署長のボトルを飲む先輩
これは、同い年の先輩の話です。この先輩は、日頃とても気さくで嫌味のない、とても良い人でした。ある日この先輩と年下の先輩に誘われて3人で呑みに行こうという話になりました。一次会は普通に居酒屋で呑んでいたのですが、最後の方になると、酔っているのかなと、思いました。その後二次会に行こうという話になったところで、何故か署の幹部連中が常連のスナックがあるから そこに行こう、という話になり恐る恐るそのスナックに入りました。私からすると、警察ということは言わないで普通に呑んで歌って帰ると思っていました。3人でカウンターに座ったとたん、この先輩が いきなり「おい!署長のボトル出せ!」とママに言ったのです。私と年下の先輩は、「え!?ちょっと待ってよ・・」と思いながらママに「ごめんなさい、この人酔ってるので・・ごめんなさい・・」と謝るしかありませんでした。でも、このママがとても良い人で、「いいですよ。署長の出しましょうか。ナイショで」と言って署長のボトルを出してくれたのです。とはいえ、そんなの呑めるわけがない、と思いましたが、少しだけ頂きました・・もうこの時この先輩は完全に目が座っていて、初めて酒乱だということを認識したのでした。で、その後どうなったかって?次の日この先輩は署長に謝りに行ったそうです。でも、署長も良い人で笑って許してくれたそうです。普通はありえませんけどね。
警部補を締め上げる後輩女警
この女警さんは後輩で、いつも本当に丁寧で、大人しい感じの子でした。その当時私と、この後輩はそれぞれ別々の交番勤務でしたが、同じブロックということで、ブロックの飲み会という場がありました。一次会は居酒屋の小さめな宴会場のようなところで始まりました。最初は皆それぞれ仕事の話をしたり雑談したり和やかに時間が進んでいました。それから1時間程経った時に、異変が・・・この女警さんの様子が変わってきたのです。なにやらグラスを片手にモゴモゴと文句を言っているのです。それもヤンキー口調で。その場にいた皆が、これはヤバい状態だということに気がつきました。そこで、ブロック長である警部補が、その女警に対して、「〇〇さん、ちょっと飲み過ぎだよ」と言ったところ、その女警さん、いきなり警部補の胸ぐらを掴み、「てめぇー!いつも偉そうにしてんじゃねーぞっ!だいたいな、いつも・・・あーだこーだ・・・」と始まってしまいました。日頃のうっ憤が相当溜まっていたのでしょう・・この絡み方はハンパなかったです。というか、実はこの女警さんの酒癖が悪いという噂は、既に聞いていました。が、まさか こんなに凄いとは・・・きっと誰もが思ったと思います。とても怖かったです。次の勤務の日は、何事もなかったかのように、いつもの穏やかで丁寧な女警さんでした。更に今ではこの子も警部補です。
奥さんを暴行する先輩
この警察官は、同じ交番の先輩でした。この先輩の噂もいろいろあり、聞いてはいました。ひとつは女癖が悪いということ、更に酒癖が悪いこと、はっきり言って最悪です。この話はそれこそ噂で聞いた話になります。私が一緒に仕事をする前のことです。別の警察署にいた時に、何度も110番通報があったそうです。それはこの先輩が酒に酔って奥さんを殴っているという内容の110番だったと言います。いわゆるDVですよね。その当時DVという言葉がありませんでしたので、ただの酒癖と女癖が悪いという噂でしかありませんでした。今考えても恐ろしいことですよね。この先輩とは以前パトロールを一緒にやった時に大喧嘩をしたことがありますが、それはまた別の機会にお話します。
警部補に飛び蹴りをする先輩巡査
これは年下の先輩の話です。当時交番勤務で、その警察署の地域課第〇班の親睦会というものを1泊でやることになりました。その当時は泊りがけで飲み会をやることが多々ありました。私は嫌で仕方ありませんでした。この事件は、その時起こったのです。飲み会が始まり、勿論最初は普通に皆飲んでいましたが、結局泊まりということで、エンドレスなんですよね。普通なら飲み会2時間とか、ある程度決まってやりますが、泊まりですから・・キリがありません。飲む人はいつまでも飲んでいます。飲みたくない人は、さっさと寝てしまえばいいので、そういう人は何とか逃げることができました。私は若かったので、飲むことに付き合ってしまいました。年下の先輩はもうベロベロでした。この先輩も日頃のうっ憤が溜まっていたのでしょうね。おいー!こらー!等と叫びながら係長(警部補)に飛び蹴りをしたのです。もう終わってますよね。この先輩はこの時の他にも、酒癖の悪さを発揮したことがありました。それは、レクリエーションという日帰り旅行があったのですが、その時バスの中でベロベロになり、旅行先で行方不明になったのです。なにかと問題のある先輩でした。
シラフでも酒乱のような先輩
これは番外編ですが、以前の記事でも書きましたが、酒を飲んでいなくても酔っているような先輩でした。取調の時、とにかく怒鳴る怒鳴る怒鳴る。酒乱というか、気違いですね。
まとめ
私が印象に残っている酒乱の警察官を何人かあげて話しましたが、こんなもんじゃありません。もっとたくさん強者がいました。全部話をすると、とてもじゃありませんがページが足りませんので、この辺でやめておきます。いずれにしても、酒癖が悪い警察官は本当にたくさん居ます。それで辞めていった警察官も多数います。多分今でもたくさん居ると思います。酒は飲んでも飲まれるな、とは よく言ったものです。なので、警察官との飲み会がある方は気をつけましょう。(全警察官じゃありませんけどね)
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