それは先輩の言葉
とある警察署に勤務していた時に、同い年の先輩がいました。高校卒業して、すぐに警察官になったので、私より先輩になります。その人の同期の人は何人も知っているのですが、本当にバッツリ分かれます。なにがって?
人柄とでもいうのでしょうか。同い年でも、先輩風を吹かせて威張り散らすタイプと、先輩とはいえ、同い年の同級生なんだから、ため口でいいよ、と言ってくれる人の2パターンに分かれるのです。後者の人は、ほんと皆良い人でした。前者の人は、ほんと皆悪い人でした。
今回の主人公である、この警察官は、勿論前者です。
私からすれば、先輩なので、当然敬語で話をします。でも、相手は、ため口です。しかも威張る。
で、人を馬鹿にすることが大好きな人でした。
まあ警察なんて、そんな奴ばっかですよ。ほんと。
で、この同い年の先輩、背が低い。警察官の採用基準が身長160cmなんですが、足りないんじゃないかと思う位、小さいんですよ。ところが、声と態度は、バカみたいに大きい。
なので、署内の、どこに居ても、すぐわかるという感じです。同じ署に、この先輩の同期の警察官がいました。その人は、私より一つ年上で、ちゃんとしていました。その人と、主人公の先輩の話をした時に、その人が言ったのが「あの ちっちゃいチビね」と言ったのです。
吹き出しました。どうやら、その人も嫌いだったようです。
酔っ払いかと思ったら・・・
当時、私は留置場看守係をやっていました。その署は、作りが古く、留置場のすぐ横に刑事課があり、取調室がありました。ある当直の夜、被留置者(以下留置人と呼びます)が皆就寝している時に、取調室で、大きな声がしました。しかも怒っているような興奮した感じで。
留置人も皆起きてしまいました。
留置人が「酔っ払い?留置場に入ってくるのかなぁ・・?
嫌だな・・」などと言っていました。私も、これから留置場に新規入場になるのであれば、いろいろな準備をしなければならないので、取調室に様子を見に行きました。
怒鳴っていたのは・・・
はい。怒鳴っていたのは、ちっちゃいチビでした。
まあ、これが うるさいのなんのって・・
上のイラストの通りで、「お前がやったんだろ!!」の連発。更に机を叩くなどなど、はっきり言って、監督対象行為です。監督対象行為については、また別の機会にお話しますが、簡単に言うと取り調べで、やってはいけない行為となります。
結局新規入場もありませんでした。
そもそも、最初は逆だと思ったんですからね。この、ちっちゃいチビが被疑者だと思ったのですから。
まあ、どうしようもない警察官です。
プライベートも凄かった!
この警察官、プライベートも、その家族も凄かったんです。
ある休みの日、私は、100円ショップに行きました。
店内で、いろいろ見ていたところ、やたら大きな声を出す人がいました。よく聞いてみると、聞いたことのある声でした。そう。そのちっちゃいチビの声でした。
見てみると、家族を連れて買い物に来ていたようです。
ちっちゃいチビが奥さん、子供に
「何でも好きな物を買えー!ははー!」などと大声で言っていたのです。100円ショップですよ?
まあいいんですけど、周りの人は、引いていました。
しかも、家族全員、白ジャージ、ヤンキー家族のような感じでした。それが、かっこいいと思っていたのでしょうか・・
ただ下品な家族にしか写りませんでした。
まとめ
警察官にも、ほんとに、いろいろなタイプの人がいます。
真面目一本な警察官、おちゃらけている警察官、威張りたくて仕方ない警察官、面倒な仕事から逃げる警察官などなど、いろいろです。
だから、こんな警察官も居るのです。
この警察官も、まだ現職でやっていますよ。
私が退職した時に、とある病院で偶然あったのですが、どうやら、調子に乗りすぎて、幹部に目をつけられ、左遷をくらったそうです。
現職警察官の方々、警察の仕事は真面目にやると、本当に大変な仕事です。でも、くだらないプライドは捨てて
素直に一生懸命仕事をして、人間関係も上手にやってください。大変ですけど、お願いします。
ということで、今回は、ちっちゃいチビの お話でした。
信じるか信じないかは あなた次第です。
警察ラインスタンプあります!
こんなのあります!
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