110番するもの
事件・事故を見たときに迷うのが、110番していいのかな?ということじゃないでしょうか。そこで今日は、110番するべき事案と110番ではない事案について、お話したいと思います。
110番するものとは、緊急性がある事案のことです。今まさに犯罪が行われている状態ですね。次に事例を挙げてみます。
喧嘩事案
目の前で喧嘩をしている場合などは110番してください。喧嘩では、まず怪我人がでる確率が高いですよね。最悪の場合は殺人事件に発展する恐れもありますので、絶対に110番してください。
自分で喧嘩を止めようなんて思わないでくださいね!
110番する時には、現場の状況を伝えます。まずは
現場の場所は、何処なのか?
何人位で喧嘩しているのか?
年齢はいくつくらいのものか?
男か女か?
もしわかれば怪我人はいるのか?
刃物などの凶器を持っている者はいるのか?
などを伝えてください。その状況によっては、警察署で体制を整えて、出動します。警察官が現場に行って、やられてしまっては意味がありませんので。ただし通報するのに無理をする必要はありません。わざわざ近くまで行って状況を確認するなどは、やめてくださいね。被害者になる可能性がありますから。
あと、110番通報すると同時に関係警察署に、通報内容が伝えられて、現場に警察官は向かっていますので、安心してください。
恐喝
恐喝も、喧嘩事案と同じような対処をしてください。わかる範囲で結構です。
泥棒関係
万引き
万引きを目撃した場合、まずはお店の方に伝えましょう。被害者はお店になります。お店によって、警察に通報する、しない等の決まりがあるようです。被害者はお店ですから、お店の判断にまかせましょう。
車上狙い
車上狙いというのは、主に車の中から物を盗むものを言います。自転車の荷かごから盗むのも車上狙いです。ここでは車の車上狙いについて お話します。車の場合、車の窓ガラスを割って中の財布を盗ったりします。駐車している車の周りをウロウロしているような奴は怪しいです。いわゆる不審者ですね。このような者がいたら、どろぼうである確信がなくてもいいですから、110番してください。通報の仕方としては、
〇〇駐車場に駐車されている車の中を覗きながらウロウロしている不審者がいるので、見てください。などという感じで通報してください。
不審者事案ということで、警察署に伝えます。でも、その状況からして車上狙い容疑があると思いながら現場に行きますので、早期犯人検挙ができる可能性もあります。
躊躇することなく110番してくださいね!
空き巣事案
空き巣は、人が居ない家に侵入して、物を盗むものです。ちょっと違うのは、居空きというものがあります。これは人が居る家に侵入して物を盗むものです。いずれにしても、空き巣系の犯行を見ることは、あまりないと思います。外出していた時に、たまたま予定外に帰宅したところ偶然犯人と出くわしてしまった、みたいな感じかと思います。もし万が一、そのようなことがあったら すぐに逃げてください!そして110番。そこで犯人の相手をすると、攻撃してくる可能性もあります。窃盗から強盗に変わってしまいます。何より身体的被害を防止するためにも、すぐに逃げてくださいね。
乗り物盗
自転車、バイク、車を盗もうとしている犯人を見かけたら110番してください。盗みそうだ、盗むんじゃないか?という状態でも構いませんので110番してください。その状況を そのまま伝えてくれれば良いです。それが犯人検挙に繋がるかもしれません。
器物損壊
器物損壊とは、物を壊す行為です。これも犯人は凶暴な可能性が高いので、そぉーっと110番してください。どんな犯人がどこで何を壊しているのか、また、どんな言動をしているのか?など。犯人が酒に酔っているのか、薬物中毒なのか等いろいろな可能性を考えて警察官は現場に行きますので、現場の状況は 何でも110番で言ってくださいね。参考になりますので。
交通関係
交通事故
交通事故が起こった場合、本当であれば当事者が警察に通報する義務があります。しかしながら単独で運転手の意識がない、なんてこともありますので、110番してもらえると助かります。
その時は、おおまかな状況でいいと思います。もっとも詳細な状況がわかるのなら、わかる範囲で言って頂けると助かります。
欲しい情報は、怪我人がいるか?道路状況は どうなっているか?などです。怪我人がいれば救急に連絡をしますし、道路が事故によって封鎖されてしまっている、などの場合は、交通管制センターというところに連絡をして、付近の道路状況掲示板などに事故の表示をしてもらう等の必要があります。一番は怪我人の有無、怪我の程度 です。
人命が一番です。
あおり運転
今の時代、これだけテレビ等で取り上げているにも関わらず増えているのが、「あおり運転」です。あおり運転なんて、昔からありました。実際私もやられたことなんて、何度もあります。田舎道で制限速度で走っていると、車の後ろにピッタリつかれ、ひどい奴はライトをパッシング(ライトをチカチカさせる行為)して、早く走れ!もしくは早くどけ!という感じです。昔は それっきりで、警察も何もしませんでした。というか、証拠がないので、何もできなかった、というのが正解です。
でも今は、ドライブレコーダーという強い味方がありますので、それがしっかり証拠を残してくれます。テレビでも取り上げるようになったので、警察も動かざるを得ません。警察側からすれば、やっと動ける、という感じです。わかりますよね?ですから安くてもいいので、ちゃんと動作する前後同時録画をするドライブレコーダーを車につけてください。本当に強い味方です。私は5000円程の安いドライブレコーダーをつけていますが、状況は、しっかり録画できますので、これでいいかなと思っています。余裕のある方は お高いやつをどうぞ。
現に今あおられている、って時は、110番してください。身を守るために必要なことです。その時は、携帯電話でもスマートホンでも、スピーカー通話で110番してくださいね。手で持ってやるのは違反ですし、危ないので。で、まずは現在地、どこを走行して、どこ方面に走行しているのか?どのような状況か?ということを伝えてください。同乗者の方がいれば、その方の携帯電話、スマートホンで、動画を撮影してもらえれば、更に良いです。地理に詳しければ、近くの警察署に逃げ込むのがいいですね。交番はダメですよ。ほぼ居ませんから。
不審者
多分、一番悩むのが不審者事案じゃないかと思います。
通報していいのかな・・・?もし違っていたら・・・などと考えてしまうことが多いと思います。
でも迷わないで下さい。基準は、あなたが「何か変だ・・」と思えばそれで大丈夫です。何でもなければ、あなたも 変だと思うことはないでしょうから。そう感じた時点で110番して下さい。犯罪の未然防止に繋がるかもしれません。犯罪じゃなくてもいいんです!何でもなければ、その方がいいんです。なので勇気を出して通報してください。
まとめ
ざっと各種の事件・事故を見たときの対応について、お話しましたが、110番通報の中には、110番することではないような内容もあります。警察に関係ないような内容はどもかく、酔っ払いがパトカーをタクシー替わりに呼ぶなんてのもあります。それはとんでもない話です。
あと、相談事は110番ではなくて、相談ダイヤルというものがありますので、そちらに掛けてください。
#9110 が相談ダイヤルになっています。
相談がある方は、こちらへ掛けてくださいね。
110番は、緊急ダイヤルです。緊急性があるかどうか、判断するのは難しいのかもしれません。でも、迷ったら、してください。違ったら違ったでいいので。何かがあってからでは、遅いのです。
躊躇しない、ということが 一番大切なのです。
まあ、そういうことに遭遇しないのが一番いいんですけどね
各種ラインスタンプありますので、ご覧ください!
白猫のミャウ
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